大学の奨学金 日本学生支援機構(JASSO) 貸与型の種類は?

奨学金の種類  貸与型 日本学生支援機構(JASSO)
大学・短大・専門学校で申し込める奨学金といえば「日本学生支援機構(JASSO)」が有名です。

親の世代で有名だったのは育英会ですが、2004年に独立行政法人として設立され、育英会から事業を受け継ぎました。

日本学生支援機構には貸与型奨学金と給付型奨学金の2種類があります。
貸与型は借りたお金を返す必要があり、給付型はかえす必要のない奨学金です。

ここでは貸与型の奨学金にどんな種類のがあるのか見ていきます。

国内の貸与型奨学金は3種類

国内の大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)および大学院で学ぶ人を対象とした奨学金には、利息の付かない第一種奨学金 と、利息の付く第二種奨学金があります。

これらとあわせて入学時の一時金として貸与する入学時特別増額貸与奨学金(利息付)があります。

  • 第一種奨学金(無利息)
  • 第二種奨学金(利息が付くタイプ)
  • 入学時特別増額貸与奨学金(利息が付くタイプ)

 

第一種奨学金(無利息)の内容

第一種は無利息の奨学金なので、選別や審査がしっかりあります。

特に優れた学生及び生徒で経済的理由により著しく修学困難な人に貸与します。」とJASSOのHPにも明記されています。

学校の種別・通学形態によって月々の奨学金の支給額が決まっています。

申請では、明確な成績基準があり、家庭の収入状況と合わせて審査されます。

金額は大学の場合をれいにしてみてみると以下のとおりです。

【国公立・自宅通学の場合】月額20,000円、30,000円または45,000円
【国公立・自宅外通学の場合】月額20,000円、30,000円、40,000円または51,000円※自宅通学の月額も選択できます。

【私立・自宅通学の場合】月額20,000円、30,000円、40,000円または54,000円
【私立・自宅外通学の場合】月額20,000円、30,000円、40,000円、50,000円または64,000円

※自宅通学の月額も選択できます
(2018年6月15日時点)

第二種奨学金(利息付)の内容

年(365日あたり)3%を上限とする利息付です。なお、在学中は無利息です。
第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された人に貸与されます。

学校の種別・通学形態に関係なく、希望する月額から金額を自由に選択できます。
家庭の収入さえ基準を超えてなければ誰もが採用される奨学金といえます。多くの学生がこの第二種奨学金を利用しています。

大学と短大を例に挙げると月額20,000円~120,000円(10,000円刻み)で自分で選択して借りる事ができます。(2018年6月15日時点)

第1種よりより多く借りれます。

入学時特別増額貸与奨学金(利息付)の内容

入学(留学)月の奨学金に次の中から選択した額を増額します。(1回の貸与)
100,000円、200,000円、300,000円、400,000円または500,000円。
ただし入学前ではないので注意が必要です。

このようにそれぞれ特徴があります。

また日本学生支援機構の奨学金は、他の奨学金とあわせて利用できるので、他の奨学金が併用を認めていれば、奨学金をあわせて借りれます。

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