給付型奨学金の制度とは 【日本学生支援機構(JASSO)】

給付型奨学金とは 内容 金額

日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金は、どのような制度でしょうか?

JASSOの給付型奨学金は国のお金を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給することにより進学を後押しするものです。

ここでは申し込み方法や審査基準、支給金額についてまとめました。

給付型奨学金の申し込み方法

申込みは進学前のみとなっています。給付奨学金は、制度の趣旨から、進学前の申込みのみとなり、進学後の申込みはできません。

高校3年の春以降に在学する高等学校等の奨学金窓口に申し出てください。

 申込資格

平成31年度の例で見ます。

平成31年度に大学等へ進学する希望を持っていて、次の①~③のいずれかに該当する人が申し込めます。
ただし、1度でも大学等へ入学したことがある人は、申込資格がありません。

① 平成31年3月に高等学校等を卒業予定の人(※1)
② 高等学校等の本科を卒業後2年以内の人
③ 高卒認定試験合格者等(※2)で合格後2年以内の人

 

基準

高等学校等は、奨学金を希望する人のうち、日本学生支援機構が示すガイドラインを参考に高等学校等が定める人物・学力・家計の基準を満たす人を推薦します(推薦できる人数は学校ごとに決まっています)。

  • 住民税非課税世帯の人
  • 生活保護受給世帯の人
  • 社会的養護を必要とする人

 

給与所得者の世帯(年間の収入金額)の場合
3人世帯 本人、父、母(無収入) 657万円以下
4人世帯 本人、父、母(無収入)、中学生 747万円以下
5人世帯 本人、父、母(無収入)、中学生、小学生 922万円以下

上記の表はあくまで目安です。上記の目安を上回っていても、特別控除等により基準を満たす可能性があります。

給付型奨学金の支給金額

平成31年4月分から卒業する(修業年限の終期)まで、原則毎月1回下表のとおり、学校の設置者及び通学形態により定まる金額(月額)が振り込まれます。

大学・短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)の場合のそれぞれの給付金(月額)です。

国立:自宅通学2万円(0円) 自宅外通学3万円(2万円)

公立:自宅通学2万円 自宅外通学3万円

私立:自宅通学3万円 自宅外通学4万円

国立の大学等で授業料の全額免除を受ける場合、支給月額が減額され、上表のカッコ内の金額となります(自宅通学:2万円→0円、自宅外通学:3万円→2万円)。なお、支給月額が0円に減額されても給付奨学生としての身分は継続します。

お金は進学前には振り込まれませんので注意が必要です!
奨学金は、進学後に振込みが始まります。進学前に必要となる「入学金」等には利用できません。

まずは通っている高校へ相談しましょう。

 

給付型奨学金の金額はどうでしょうか?かえさなくていいとはいえ、少し少なくも感じますね。

細かい注意点や詳しい最新情報はJASSOのパンフレットやHPで確認下さい。

 

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